top of page
広島

広島市大手町1-1-26 307号

COVER

Caori FUJITA Rambutan ©2024 Caori Fujita

藤田 薫

FUJITA CAORI

COVER

「人体、主に背中をテーマとして制作しています。
人と人との関わりの中で生まれる変化や互いの相違、そうした曖昧で捉えきれないことを、自身では見ることのできない背中を用いて可視化しようとしています。
そして、様々な経験を重ねることで、多くのことを実らせ、蓄え、時には失う事もあります。それらは自身では見えにくく他者によって見つけられることも多いのではないかと感じています。背中は意識が向きにくく、無意識に感情が現れてしまう箇所ではないでしょうか。
近年では塑像で制作した表面の変化だけでなく内側と外側の変化を表現した作品や、実をつける植物を制作しています。内側を保護すること、そして内と外を隔てる役割をする「cover」という言葉を、この度の個展のタイトルにしました。
また、立体作品は、塑像(水粘土)によって制作した原型から石膏型を作り、その型に漆を使用する乾漆技法での制作を中心に、他の素材と組み合わせる等しています。平面作品も同様に漆(色漆)で描き、作品によっては金属粉や箔を使用しています。」

bottom of page